今日ものんびりと 四神獣奇譚・第五話「非日常への扉」














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四神獣奇譚・第五話「非日常への扉」

はいさい!先週の土曜日から火曜日まで4連休のツバサさー。
だから、今日は出社しなかったの(´・ω・`)会社辞めた訳じゃないのね(´・ω・`)

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では、四神獣奇譚・第五話「非日常への扉」始まります。
水木しげる鬼太郎大百科


二〇一二年 五月九日 春美市 橘家宅 17時30分

「白虎が来てからもう一週間か」
隆義は白虎と結依が料理を作っているキッチンの方を見やりながら呟くように言った。

『神獣』と呼ばれる存在だという、綺麗な白髪と頭の上にぴょこんと生えている猫耳の少女。
そんな少女こと、白虎との共同生活が橘家で始まって早くも一週間が経っていた。
隆義と結依の身の回りの世話を申し出て、それをてきぱきとこなしている目の前の少女が、
本当に"妖魔"と戦っている少女なのかと疑いたくなるほど、白虎は華奢な女の子だ。
あの事件、一週間前の妖魔襲撃事件から全くと言っていいほど、
隆義達の前には"妖魔"は現れてはいない。
しかし、なおも白虎は"妖魔"の襲撃を警戒している様子があると隆義は薄々感じているのだった。

(そういえば・・・)
ふと隆義は以前、白虎から聞いた事を思い出していた。
隆義と結依は高過ぎると言っていいほどの妖力を持っているらしい。
しかし、一週間前の事件までは一度として、
"妖魔"に襲われることはなかった事が気になった隆義は以前その理由を聞いてみた事があったのだ。

この街に来る以前は隆義と結依の両親が二人を守っていたのだという。
だから、この街に再び移住するまでは襲われた事がないのだと白虎は言った。
そして白虎曰く、あの事件が起きたのは最近は日本のみならず世界各地で異常な龍脈の乱れや、
妖力が高い"妖魔"とはまた違う妖怪や怪物が出現し始めていることが原因なのではないかと言っていたのだ。
そして、この春美市はもともと千神山という霊峰がある為に、
低級な"妖魔"は近付けなかった土地だと言うのだが、最近はその千神山の神脈が弱まっているのも、
"妖魔"を活発化させて、襲撃事件を起こさせたのではないかとも言っていたのだった。

「お兄ちゃん?」
呼ばれて振り返ってみると、そこには結依が財布を片手に持ち立っていた。
どこか行くのか、そう隆義が問い掛けると結依は、
「お醤油が切れてしまったので買いに行ってきます」
そう言って玄関の方に向かおうとしたのを隆義は止めた。
「それだったら僕が買ってくるよ。どうせ暇だからね」
少し笑い交じりに隆義が言うと、結依は"では、お願いします"と言ってニッコリとしながら財布を手渡した。

二〇一二年 五月九日 春美市 スーパーテルヨシ 17時52分

「ふぅ、意外とないものだな」
実は隆義は醤油を探してあちらこちらの店を探してみたのだが、
この日に限ってどこのスーパーやコンビニでも売り切れだったのだ。
このスーパーテルヨシで四軒目、流石に近くの店で全て売り切れているとは思わずいたのだが、
どこにも売っていないとなると流石に隆義も困り果ててしまった。
(他に店は・・・)
ふと、ここから10分ほど行った先にも店がある事を思い出した隆義は時計を一瞥してから、
そちらも見てみるつもりで、自転車を漕ぎ出した。
千神山の麓近くにも確か、小さいながらも店がある。
隆義は結依を待たせない為にも、少し急ぎ気味でその足を動かしていった。

二〇一二年 五月九日 春美市 スーパーヨシダ 18時10分

急ぐ為に早く漕いで来た甲斐あって、早くスーパーヨシダに着く事が出来た。
「早く買って帰らないとな」
呟いた後、すぐにスーパーの中に入ろうとした隆義だったが、
"きゃー!”突然の悲鳴に思わず足を止める。
「っ!なんだ!?」
一瞬、スーパーの店員を呼ぶことも考えたが、
もし一刻を争う事態だったらという事が脳裏をよぎり、
結局、隆義一人で悲鳴がした方向に走り出していた。

「確かこっちから聞こえたはずだ」
肩で息をしながら、辺りを見回す隆義の視界の中に、
木の下にしゃがみ込んでいる女性が見えた。
隆義はすぐさま駆け寄ると、
「大丈夫ですか!?」
と問い掛けるが、女性は俯いたまま一言も話そうとしない。

しかし、突然女性はふと右手を挙げて隆義の肩を掴んだ。
突然、肩を掴まれて驚く隆義だったが、
それよりも女性を心配して更に声をかける。
「あの?大丈夫ですか・・・?」
隆義の問いに今度は反応をするように、段々と俯いている頭をあげる女性。
だが、その女性の顔を見た瞬間、隆義は絶句した。

「ああ・・・」
思わず、隆義はそんな情けない声をあげてしまう。
その女性の顔はただれて焼け落ちたような皮膚と、
あるはずの両目がなかったのだ。
「私が見えるってことは、あなたは食べれるっていう事なのね」
不気味な顔にさらに拍車をかけるように、女性はその顔に不気味な笑みを浮かべた。
次はいつになるかなぁ・・・。
読んで頂きありがとうございました!

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テーマ:自作小説 / ジャンル:小説・文学
[ 2014/02/10 23:33 ] 四神獣奇譚 | TB(0) | CM(2)
関連タグ:四神獣奇譚 自作小説

No title

有給休暇を使ったのですね。

風邪をひいたとき用に少し残しておいたほうが。いいですよ。
[ 2014/02/12 19:16 ] [ 編集 ]

コメントありがとうございます!

マフィンさん
そうなんです、有給休暇ですね~。
ちなみに有給奨励日で、全社休日なんです(・∀・)

やっぱり、風邪になった時が怖いですもんね~。
ある程度は残しておくと安心できますしね(*´ω`)
[ 2014/02/12 22:10 ] [ 編集 ]

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