今日ものんびりと 四神獣奇譚・第六話「逃走」














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四神獣奇譚・第六話「逃走」

はいさい!3ヵ月ぶりに「四神獣奇譚」を書くツバサさー。
一応、書く気はあるの(´・ω・`)アルヨ

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では、四神獣奇譚・第六話「逃走」始まります。

タナカ 9mm拳銃 シグ/ザウエル P220 陸上自衛隊仕様 (HW) Ver 2 ガスガン ブローバックハンドガ
二〇一二年 五月九日 春美市 森林地帯 18時13分

隆義は森の中を全力疾走していた。
少し前に女性の悲鳴を聞いて近寄ってみたはいいが、
その女性は顔はただれて焼け落ちたような皮膚と、
あるはずの両目がなかったのだ。
その女性に自分の肩を掴まれて、次に顔を見た時には、
驚きのあまりに頭の中が真っ白になってしまっていたのだが、
すぐに我に返り、女性の腕を払って逃げ出していた。

どれぐらいの時間を走っていただろうか。
隆義は周りも見ずにただひたすら走っていたので、
完全に自分のいる位置が分からなくなってしまっていた。
「不味いな、ここはどこなんだ?」
一度、その場に止まると忙しく肩を上下させながら、隆義は呟いた。
恐らく、数10分ほど走った気がするのだが、
なにしろ全力で走ったので息が切れてしまったのだ。
もともと、体力に自信がない彼であるからして、
ここまで走っただけでも相当に辛いのである。

周りを見渡してみるが、森の中というだけあって木しか見えない。
携帯電話でも持っていれば、家に連絡して白虎に助けを求められたのだが、
あいにく、財布と腕時計しか持ってこなかった。
(完全に手詰まりだな、さっきのは"妖魔"なのか)
白虎からは人の言葉を話す"妖魔"がいるとは聞いていない。
ともかく、あれこれ考えるのはこの森を抜けてからだと隆義は思った。
あいつに掴まれば殺される、その確信があったからだ。

二〇一二年 五月九日 春美市 森林地帯 18時29分

隆義は随分と歩き回ったが一向に道路や民家が見えてこない。
ここは少なくとも千神山の麓のはずだから、下山する方向に歩き回っていれば、
いつか道路が見えてくるはずである。
「歩けば歩くほど、道路から遠ざかっているような気がする」
一度止まると周りを見渡したが、やはり見えるのは木だけだ。
「ふふ、そうよ。だって出口なんてないもの」
後ろからの声に驚きつつも隆義は振り返った。
「っ!」
隆義は驚きのあまり固まってしまった。
それも無理からぬことであろう、そこにはあの両目がない女性が立っていたのだから。

「追いかけっこはもうお終いなの?」
両目がない女性は歪んでいる顔に笑みを浮かべて、
隆義に問いかけてきた。
そして、右の手で隆義を掴もうとしたその瞬間。
「君!その女から離れて!」
その声に隆義は我に返ると女性から距離を取った。

(なんで、こんなところに民間人が?)
そう不思議に思うながらも、
山の中には不釣り合いなスーツ姿の男、山口智夫(いまぐち ともお)は、
手に握っている9mm拳銃を女に向けつつ距離を詰めた。
9mm拳銃は1982年に自衛隊で制式採用された拳銃で、
口径は9mm、全長が206mmで銃身長が112mmである。
自衛隊では主に指揮官などに配備されている。
装弾数は9発である。

智夫は女に向かって、9mm拳銃の引き金を2度引いた。
森の中には銃声が響く、銃声に驚いた鳥が何羽か飛んでいった。
智夫の使用している、9mm拳銃は形こそ陸上自衛隊で使用しているものと同じだか、
彼の携帯している9mm拳銃は主に対妖魔用の特殊な9mm弾、
正式名称「J-02TS 特殊9mm弾」、愛称「破邪」と呼ばれる弾を弾倉に込めている。
その2発が見事に女の体に当たり、女は呻き声とともに倒れた。

(・・・拳銃!?)
隆義は先程の位置から少し離れた場所でその様子を見ていた。
自分を助けてくれた男性は、手に拳銃を持っている。
"妖魔"らしき女性は続けざまに2発の銃弾を受けて倒れたが、
今度は拳銃を持った男性が現れたのだから、隆義としては落ち着く暇もなかった。

「あの・・・、ありがとうござい」
「待って!そこから動かない方がいいよ。まだ死んだわけじゃないからね」
隆義が智夫にお礼を言いながら近づこうとしたが、すぐに智夫は制止した。
使用している特殊弾「破邪」は優秀な弾だが、
低級ならともかく、人語を話せるような高級"妖魔"を完全に殺すことは難しい。
殺せたとしても恐らく少なくとも30発から多くても50発の弾が必要になるだろう。
だが、今の自分にはそれほどの弾を携行していないのだ。

智夫の方から隆義に近づくと、女を見ながら隆義に言った。
「ここから離れよう。またいつこいつが動き出すかもわからないからね」
隆義もそれについては同意だった。
ともかく、一刻も早く、この場所から離れたかったのだった。
完全に設定とか忘れてるよ(´・ω・`)
読んで頂きありがとうございました!

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テーマ:自作小説 / ジャンル:小説・文学
[ 2014/05/17 21:00 ] 四神獣奇譚 | TB(0) | CM(4)
関連タグ:四神獣奇譚 自作小説

No title

おぉ! 絵かと思いきや長編小説を書いておられましたか。
先はまだ長そうですね。お気張りやす。
[ 2014/05/18 17:46 ] [ 編集 ]

おおおw

長編ものですね!
「破邪」ってすごい玉ですね。
気長に続き待ってます(笑)
[ 2014/05/18 19:07 ] [ 編集 ]

コメントありがとうございます!

詩伝さん
ふふーん(´ω`)実は小説も書いたりしているんですよー。
ごくたまにですけどね(笑)
まだまだ終わりそうにないので頑張ります(`・ω・´)b
[ 2014/05/18 22:16 ] [ 編集 ]

コメントありがとうございます!

はっぴーころたさん
ええ、長編ものです(`・ω・´)
完成は未定なのですが、
今年中、いや来年までには終われるかな・・・(笑)

「破邪」はこれから活躍させる予定の弾丸なので、
そこそこの性能は持たせてあります(´ω`)
続き頑張ります!
[ 2014/05/18 22:20 ] [ 編集 ]

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